こんにちは。今日は歎異抄を書いたといわれる唯円についてのお話です。唯円の読み方は(ゆいねん)。その唯円とはどんな人か話をしたいと思います。
まず最初に行っておくのは、歎異抄に書かれていることは唯円の作った言葉ではありません。記憶力の良かった唯円が親鸞聖人の常におっしゃっていたお言葉をそのまま書き写したものです。
唯円があの歎異抄を著した理由とは?
唯円がこの素晴らしい歎異抄を著した理由…。
私は、浄土から親鸞聖人の「歎きの声」が聞こえてきたからだと思います。
『歎異抄』唯円の書き残したイケメン文章の解説動画
もう一度繰り返しますが、『歎異抄』は親鸞聖人のお言葉を書き残したものです。ですが、この歎異抄の中には唯円の書いた部分もあります。(動画1:10~)
唯円の書いた3つの文章
- 序文
- 別序
- 後序
非常に文章が美しいということでも知られています。
◆後序の解説(動画5:00~)
おおよそ聖教には、真実・権仮ともに相交わり候なり。
後序
少し難しいかと思われるので、この部分を解説しています。
- 聖教(しょうぎょう)とは
- 聖教に書かれている真実とは
- その真実へ誘導する権仮方便(ごんけほうべん)とは
◆善人と悪人について(動画16:35~)
- 人を信じるということ
- 利他の心
◆まことに如来の御恩ということをば沙汰なくして~(動画28:50~)
まとめ
親鸞聖人の教えの全体像を唯円は分かっていたことがうかがえます。ですからのこの歎異抄という素晴らしい書物を書き残すことが出来たのでしょうね。
唯円はただ文章力があったわけではなく、仏教の教えについても熟知していたということがわかります。
やっぱりイケメンであったわけですね~。
参考書籍:『歎異抄をひらく』高森顕徹(著)