親鸞聖人はおおよそ宗教というものを2つに分けておられます。
生きている間は助からない
=死後に助かる
生きている間も助かる
=死んだ後も助かる(生きてよし死んでよし)
では、なぜ生きている間も助かるのでしょうか?
それは、本当に救われるというのは「今」救われるということだからです。ちなみにこの世も死後も救われるというのを「現当二益」といいます。
そして、今救われるということを「平生業成」といいます。
1の宗教を、マルクスやレーニンは
「権力者が大衆をだまし搾取するための道具。アヘンであり毒酒である。」
と非難しました。
親鸞聖人は『教行信証』に
「2の宗教こそ人々が求めている眞實の宗教である」
と明らかにされました。
- 生きてよし…信
- 死んでよし…証
※親鸞聖人明らかにされた「信」はあくまでも「他力の信心」つまり「聞信」。
「他力の信心」とは聞く一つで明らかに知らされた信心です。だから聞くことが極めて大切なのです。
菊(きく)綺麗ですね~