【歎異抄をひらく】映画を見た感想を聞かれたので答えます!

歎異抄をひらくの感想

先日、映画『歎異抄をひらく』についての感想を聞かれたのでお答えします。

 

※質問:映画『歎異抄をひらく』の感想を聞かせてください

1、一番印象的だったところ

2、見た直後に思ったこと

2、どのような人に見てもらいたいか

4、あらすじをネタバレしないように簡単に

 

では、1つずつ簡単に答えたいと思います。

 

1、一番印象的だったところ

獄中の権八に唯円の

「弥陀の誓願不思議にたすけられまいらせて……」

という言葉を伝えている場面です。 

 

これは、歎異抄第1章の親鸞聖人の言葉です。

「弥陀の誓願不思議に助けられまいらせて往生をば遂ぐるなり」と信じて「念仏申さん」と思いたつ心のおこるとき、すなわち摂取不捨の利益にあずけしめたまうなり。(歎異抄一章)

〔意訳〕
“すべての衆生を救う”不思議な阿弥陀如来の誓願の力によって救われ、疑いなく弥陀の浄土へ往く身となり、念仏称えようと思いたつ心のおこるとき、摂め取って捨てられぬ絶対の幸福に生かされるのである。

 

2、見た直後に思ったこと

『歎異鈔』の深くて美しい文章をいったいどんな風にアニメ映画にするのかといろいろ想像をしていました。

絶妙と思ったところあり、こんな風に描かれているのか!と驚いたこともあり、本当に、あっという間の1時間半でした。

 

3.どのような人に見てもらいたいか

「自分は自己肯定感が低い」と悩んでいる人。

 

4、あらすじをネタバレしないように簡単に

関東で、幼いころに親鸞聖人と出会った友人たちがそれぞれの数奇な運命をたどった末に、再び、親鸞聖人の言葉と出会い救われてゆくというドラマです。

 

以上、映画化された『歎異抄をひらく』についての感想でした。

 

→歎異抄解説の決定版『歎異抄をひらく』(1万年堂出版)

 

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